ひもろぎ ―神籬―
ひもろぎ(神籬)とは、神様をお迎えする依り代となるもの
――――神霊の集まる場所の事です。
ひもろぎ(神籬)は、夢蔵が発行している小冊子です。
お料理・手相・ひとりごと・・・・など、建築以外の生活に役立つ話題・情報を掲載しています。
是非、読んでみてください。
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■ 神籬とは
古代日本の神道は社殿の中に神をお祭りせず、自然の造形物、すなわち巨石・巨岩・巨木・優美な姿の山などに神が宿られると信じ礼拝の対象にしてきました。
また、神はお祭りを執り行なう時臨時にお迎えし、その後高天原(たかまのはら=神様本来の御座所)にお帰りになるとの思想がありました。
今でも社殿や神棚の無い場所でお祭りを執り行なう時、臨時に神様をお迎えします。
その依り代(よりしろ=神をお迎えする時お宿りになられる場所)となるものが神籬(ひもろぎ)です。
もとは神霊が宿る山・森・老木に常盤木(モミ)植えめぐらし、玉垣を結って神聖を保った場所で、現在は常盤木を立て、これを神の宿る場所としています。
榊(サカキ)または杉(スギ)・モミの枝に苧麻(チョマ)と紙垂(シデ)を付けたものです。
■ 神が集まる場所とは
神社だけを神と人との交流の場だと考えるのは、どうやら正しくないようです。
神道では、神々は常に人間の身近におり、普段から神の心にかなう生活をする事が大切な事だとされていて、この発想を詠んだものに、菅原道真の作と伝えられる(おそらく、後世の人物が彼に仮託したものだろうが・・・)次の和歌があります。
「心だに真の道に叶いなば 祈らずとても神や守らん」
(正直な人間は、あれこれ祈らなくても神々の守りを受ける)
とはいえ、信仰のために人々が集る特別の場は必要ですね。
現在そのような場所は神社という広い庭(神苑=シンエン)つきの建物のかたちをとっています。
古くは、大きな木の周辺や巨石、あるいは集落の近くの丘や山に神々が集まると考えられていました。そうした場所は、祭りのとき以外には立ち入れない特別の場所とされていました。
■ 玉垣が囲む聖なる空間
上のような祭場が発展して、神社になりました。
そして、祭場から神社に発展する間に、神籬が作られる段階があったとされています。現在の神籬は、野外で神を招くときに使われますがそれはもともと祭場の中心にある常緑樹のまわりに玉垣(たまがき)と呼ばれる柵をめぐらせて目印としたものでした。
このようないきさつから、神社とは本来、人々が神の祭りを通じてさまざまな交流を行う場であった事が分かります。
近代以前の人々は、家で神をまつり、あちこち出かけたおりには、神の力、つまり自然の驚異を感じるたびに、彼らは頭を下げたといわれています。
そして、7世紀はじめ(飛鳥時代)に大かかりな寺院がつくられるようになった後に、神籬がおかれた地に巨大な神殿がつくられるようになりました。
木のはがき
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夢蔵が毎月お客様へ配布している木のはがき。
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